角田文衞の古代学
角田文衞の古代学〈1〉後宮と女性

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  • サイズ A5判/ページ数 419p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642078962
  • NDC分類 209.3
  • Cコード C3321

出版社内容情報

後宮はすべての淵籔であり、個性的な女性たちがその活動を担った。角田文衞の独壇場の後宮史・人物史をテーマに、珠玉の論考を集成。政略と愛憎に彩られた王朝政治、千年の古典となりゆく貴族文化――後宮はすべての淵叢であり、個性的な女性たちがその活動を担った。角田文衞の独壇場と言うべき後宮史・人物史をテーマに、遺された珠玉の論考を集成。

後宮とその文化(日本文化と後宮/後宮の歴史/後宮の変貌/日本の後宮 ―その特殊性/後白河院の後宮/賀茂の斎院をめぐって)/后妃と官女(平安時代の女性名/藤原袁比良―知られざる権勢家/承香殿の女御/紫式部の本名/現在に続く血脈 紫式部/降姫女王/皇后 藤原泰子/崇徳天皇の生誕/建春門院/権典侍 源仲子/豊原殿/高倉寿子/和宮身替り説を駁す)/【解題】後宮史の奥深き森…吉川真司

公益財団法人古代学協会[コウエキザイダンホウジンコダイガクキョウカイ]
編集

目次

第1部 後宮とその文化(日本文化と後宮;後宮の歴史;後宮の変貌;日本の後宮―その特殊性;後白河院の後宮;賀茂の斎院をめぐって)
第2部 后妃と官女(平安時代の女性名;藤原袁比良―知られざる権勢家;承香殿の女御;紫式部の本名;現在に続く血脈 紫式部;後姫女王;皇后 藤原泰子;崇徳天皇の生誕;建春門院;権典侍 源仲子;豊原殿;高倉寿子;和宮身替り説を躱す)

著者等紹介

角田文衞[ツノダブンエイ]
大正2年福島県に出生。昭和12年京都帝国大学文学部史学科卒業。昭和14~17年イタリアに留学。昭和24年大阪市立大学助教授。同28年、同大学教授(~同42年)。昭和26年古代学協会を創立。昭和42年平安博物館館長兼教授(~同63年)。昭和43年文学博士(大谷大学)の学位を受ける。昭和63年古代学研究所所長兼教授(~平成18年)。平成2年財団法人古代学協会理事長(~同19年)。平成19年財団法人古代学協会名誉会長(~平成20年)。平成20年5月14日、逝去(満95歳)。従四位に叙せられる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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bapaksejahtera

9
著者は日本の内廷を、豊かな文芸的色彩等から、世界でも稀な存在であるとして本書を進める。全体は著者の論文等からなり、長短が区区であるが、半量近くは中公新書で既刊の「承香殿の女御」が占め、藤原氏の全盛時代一条天皇の女御藤原元子の生涯を追いつつ当時の公家女性の生活復元を試みる。冒頭の「後宮の歴史」は包括的に過ぎて面白みに欠けるが、「和宮身代わり説を駁す」で有吉佐和子の小説を厳しく批判、又平安期の女性の名を音読み(例:定子をテイシ)とする事を江戸期の国学者の不勉強の結果だとして退ける等興味深い記述に満ちている。2022/09/08

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