日本の民俗〈2〉山と川

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日本の民俗〈2〉山と川

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  • サイズ B6判/ページ数 282p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784642078696
  • NDC分類 382.1
  • Cコード C1339

内容説明

川は、山と里とを結ぶ文化流路であった。山林や河川の開発により、暮らしはどのように作られ変化したのだろうか。自然に寄り添い生きてきた人々の生活とその価値を、暮らしの喜びや楽しみとともに鮮やかに描き出す。

目次

流域の暮らしと民俗(山から川へ;山と川の変容;川の流れと里;流域の思想)
1 山の暮らし―開発と交流の視点から(山の暮らしと開発;四国山地惣川の交通路と産物;惣川の仕事と暮らしを語る;峠越えの交流とその変容)
2 ヤマとサトとマチ(小盆地宇宙再考;ヤマとマチ;マチとサト;ヤマとサト;下平瀬の暮らし;小盆地宇宙のゆくえ)
3 川が結ぶ人々の暮らし―「里川」に込められた多様な価値(「里川」という風景;「里川」と生きる人々;「里川」に広がる共存的世界;「里川」に見出される精神的価値;「里川」の世界観;「里川」のかけがえのない価値)

著者等紹介

湯川洋司[ユカワヨウジ]
1952年、神奈川県に生まれる。1980年、筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科単位取得退学。現在、山口大学人文学部教授

福澤昭司[フクザワショウジ]
1952年、長野県に生まれる。1975年、立命館大学文学部卒業。現在、長野県公立中学校教員

菅豊[スガユタカ]
1963年、長崎県に生まれる。1991年、筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科中退。現在、東京大学東洋文化研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Arisaku_0225

3
山と川がいかに集落と関わってきたのかを林業や農耕、鮭漁などの仕事を中心に語った本。「里山」という言葉は一般的にも使われるようになったが、「里川」という言葉も里山と同じくらい重要な概念であり、川を起点に生活、慣習、信仰、そして娯楽が繋がっている。 最後の方の、新潟水俣病によって阿賀野川流域で作られていた「無形の文化」は崩壊してしまったこと、そして「地蔵」からそれを取り戻そうとする動きはとても印象深かった。2022/05/13

壱萬参仟縁

3
中山間地域の研究では、この本のテーマからは逃れられない。特に水系の考え方で上流と下流、沿岸住民との協力なくして水も保全できない時代になってきた。フードシステムの考えでいえば、ウォーターシステム学なるものも必要なのであろう。揖斐川水系を研究するのは垂井町の神田さんだが、木曽川でも同様の研究が必要だと思う。当然、天竜川でも犀川でも必要である。米山俊直先生の小盆地宇宙論(131ページ~)も出てきて現代的意義を感じる。里山は知っているが、里川は初めて知った。嘉田由紀子(現滋賀県知事)の発想。日常の市民と川の関係。2012/11/14

井上岳一

1
山と川と人がどういう関係を結んできたのか。山と川と関わることを通じて、人間同士がどういう関わりをもってきたのか。それがどんな意味を持っていたのか。第2章「ヤマとサトとマチ」(小盆地宇宙がテーマ)、第3章「川が結ぶ人々の暮らし」(里川がテーマ)が良い。特に第3章は、自分がうまく言葉にしかねている部分に触れていて出色。なかなか売れない本だろうけれど、山と川の現代的意義を問う好著。2015/08/05

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