内容説明
「ほとけ」の「力」とは何か。その意味を宗教人類学の視点から分かりやすく説く。葬式の本来の姿を問い直し、日本人独特の宗教観や様々な宗教形態、「癒し・生きがい」との関わりにもふれ、日本の仏教文化の諸相に迫る。
目次
1 「ほとけ」と力―宗教人類学的視座から
2 教理仏教と生活仏教(葬祭仏教の諸問題;生活仏教の諸相)
3 仏教と民俗宗教のあいだ(日本人と信仰;霊と力のあいだ―宗教の原初諸形態について;仏教教団と葬祭儀礼―たてまえと現実のあいだ;仏教と癒し;生きがいと宗教)
著者等紹介
佐々木宏幹[ササキコウカン]
1930年、宮城県に生れる。1955年、駒沢大学文学部卒業。1966年、東京都立大学大学院博士課程修了。駒沢大学教授等を経て現在、駒沢大学名誉教授
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