出版社内容情報
みちのく平泉で、百年にわたり東北を支配した奥州藤原氏四代。中尊寺や毛越寺を築き、皆金色の浄土教文化を華開かせた清衡・基衡・秀衡・泰衡らがめざした世界とは。平泉研究の第一人者が、詩情と熱情をこめて描く。
内容説明
みちのく平泉で、百年にわたり東北を支配した奥州藤原氏四代。中尊寺や毛越寺を築き、皆金色の浄土教文化を華開かせた清衡・基衡・秀衡・泰衡らがめざした世界とは。平泉研究の第一人者が、詩情と熱情をこめて描く。
目次
1 その光と影(藤原氏の登場―奥六郡の司;藤原三代と平泉;藤原氏の滅亡―異国奥羽の消滅;藤原三代と中尊寺)
2 その権力を探る(藤原政権の権力構造;藤原氏と荘園;中尊寺領の歴史的性格)
3 藤原氏とその周辺(『吾妻鏡』と平泉;英雄義経―その人間性と悲劇性)
著者等紹介
高橋富雄[タカハシトミオ]
1921年岩手県に生まれる。2013年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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藤原氏の歴史的背景: 坂東武士の流れを汲む家系・特に東北地方で勢力 藤原氏と蝦夷: 蝦夷/アイヌとの関係 奈良時代~平安時代・蝦夷との争いを経て権力確立 東夷・出自や血統に関する異なる見解 文化的貢献: 平泉ー仏教文化が広がる拠点 数多くの寺院や庭園建設→地域文化発展 平泉文化→東北全体に影響 権力構造: 中央政府と連携・地域の長としての役割・荘園制度の確立 衰退: 武士団・特に源氏との対立 前九年の役 歴史的な役割終える 歴史的評価: 文化的な面で評価・政治的な失策 地方政治と文化が交錯する重要な事例2025/01/25