出版社内容情報
幕末の志士“桂小五郎”は、新時代の政治家“木戸孝允”へいかに変貌したのか。五箇条誓文の実現、版籍奉還と廃藩置県の断行、立憲制導入など、明治国家で政治手腕を発揮した後半生に焦点を絞り、功罪両面から実像に迫る。
内容説明
幕末の志士“桂小五郎”は、新時代の政治家“木戸孝允”へいかに変貌したのか。五箇条誓文の実現、版籍奉還と廃藩置県の断行、立憲制導入など、明治国家で政治手腕を発揮した後半生に焦点を絞り、功罪両面から実像に迫る。
目次
プロローグ 幕末の志士・桂小五郎
1 王政復古と木戸孝允
2 版籍奉還の建言
3 藩体制解体の苦悶
4 廃藩置県断行と木戸孝允
5 木戸孝允の米欧回覧
6 立憲制導入に向けて
7 明治国家の士族と農民
エピローグ 木戸孝允の光と影
著者等紹介
松尾正人[マツオマサヒト]
1948年東京都に生まれる。現在、中央大学名誉教授、博士(史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
1
藩体制解体の苦悶 脱藩者の増加 尊攘派の過激な行動 開化派の領袖 欧米の文化や制度への関心 中央集権国家の形成 太政官制度の改革 廃藩置県という重大な政策 旧体制からの脱却 不平等条約改正交渉の予備交渉 文明開化への疑問 開化の弊 立憲政治への関心を深める 三権分立の原則 国会の開設憲法の制定 時期尚早論や漸進的な導入 薩長同盟の成立 王政復古の実現 戊辰戦争における木戸孝允の関わり 各藩の領地と人民を天皇に返上させる 版籍奉還の要求に対して 旧体制との決別 士族の反乱 立憲政治の実現を見ることなく死去2025/04/09
takao
1
桂小五郎のこと。西郷、大久保とならぶ維新の三傑。2024/12/16