出版社内容情報
磐余から飛鳥、平城京へと遷都を重ね、六人の女帝と光明皇后が育んだ「ヤマトの時代」。仏教が公伝した欽明朝から称徳天皇まで、海外文化の吸収や律令体制の強化、計画都市など、国家の礎を築いた歴史を描く。
内容説明
磐余から飛鳥、平城京へと遷都を重ね、六人の女帝と光明皇后が育んだ「ヤマトの時代」。仏教が公伝した欽明朝から称徳天皇まで、海外文化の吸収や律令体制の強化、計画都市など、国家の礎を築いた歴史を描く。
目次
序 磯城嶋の大和―平城への長い旅路
第1章 推古天皇―転回する国家
第2章 斉明(皇極)天皇―中華帝国へのあこがれ
第3章 持統天皇―国家の構図を描く
第4章 元明・元正天皇―血統と遷都
第5章 光明皇后―国家理念と現実
終章 称徳(孝謙)天皇―「ヤマトの時代」の終焉へ。素描風に
著者等紹介
千田稔[センダミノル]
1942年奈良県に生まれる。現在、奈良県立図書情報館館長、国際日本文化研究センター名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆずこまめ
2
中継ぎでもお飾りではなく、権力も握り政治にも携わった強い女性たち。それを許した時代。ヤマトの時代は面白い。2024/10/02
山中鉄平
1
「平城京遷都は元明天皇の厳命なのだ」というダジャレを思い出す程度からほんの少しこの時代の知識が広がったと思う。女帝については元正天皇という名が私の記憶メンバーの仲間入りをした。ヤマトの時代は政治も国際感覚にあふれてる。それに伴う国内の権力者達の主導権争いも私にはその内容がほぼ分からないけど興味深い。今後も縁に任せてこの時代を眺めてみたい。2024/12/15
源義
0
中公新書『平城京遷都』の刷り直し版だった。「読みなおす日本史」とはそういうことか!発売前から新刊だと期待していたが残念。昔の本は見つかりにくく、常にBOOK・OFFをチェックしている身には「読みなおす日本史」という再版はありがたい限りなのだが、出版社も書名も変わるとは…。2024/06/06