徳川政権論

徳川政権論

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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784642072939
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C1021

内容説明

下剋上を克服し、幕藩体制の統一権力に上昇して、長期の体制維持を可能とした徳川政権の本質は何か。こうした基本命題について、本書は家康の政権構想の解明を手始めに、歴代将軍の戦略・戦術、大名統制の諸側面より分析するとともに、幕府政治の構造、幕閣内の権力闘争、さらには徳川氏の諸記録、古文書の様式より多角的に究明した必読の書。

目次

序章 戦国争乱から幕藩体制へ
第1章 徳川氏の登場と政治組織
第2章 徳川家康の政権構想
第3章 徳川政権の戦略・戦術
第4章 徳川幕府の政治構造
第5章 徳川政権と大名廃絶
第6章 徳川幕閣をめぐる権力闘争
第7章 徳川幕府の記録と特色
第8章 徳川幕府史料の性格
終章 武家政権と徳川将軍論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

wuhujiang

1
古本屋で見つけたので即購入した。徳川政権論というタイトルだが、著者の専門である幕府成立~三大家光あたりまでがメイン。というかそれ以降は体制が固まったとしてあまり論じられていない。そこは少し残念。論旨は明快で非常に読みやすかった。個人的にいちばんためになったのは第七章・第八章。幕府の公式記録や家譜についての紹介で、史料の信ぴょう性紹介などためになった。やはり30年近く前の本なので理論等は異なる見解も出ていることと思うが、史料整備等基礎部分において著者は近世政治史研究に偉大な成果を残した先生と実感した。2021/03/05

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