内容説明
民俗学の方法論に鋭い発言を続けた、宮田民俗学の結晶。民俗的時間と空間に関する思索や、民俗宗教論を取り上げる。また、世間話を社会史の素材とする可能性、映像民俗学などから、民俗学の進むべき方向性を展望する。
目次
1 民俗学の課題(民俗学の研究方法をめぐって;民俗学研究の動向;民俗宗教論の一課題 ほか)
2 民俗学の時間と空間(「民俗的歴史」論の動向―民俗学の方法論をめぐって;民俗文化と地域差;民俗地図の分析―氷の朔日を例として)
3 民俗調査をめぐって(遠山の民俗調査にあたって;映像民俗学の調査方法;民俗学実習調査から)
著者等紹介
宮田登[ミヤタノボル]
1936年10月14日神奈川県に生まれる。1966年3月東京教育大学大学院博士課程修了。東京教育大学助手、東京学芸大学助教授、筑波大学助教授、同教授、神奈川大学教授を歴任。文学博士。2000年2月10日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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