出版社内容情報
桓武天皇が新しい都に遷都した平安時代。平安京の近郊に建立された著名な寺社のみならず、東北の城柵、中国山地の交通路、馬の生産を担った東国の牧など、列島各地に点在する史跡を訪ね、平安朝の光と闇にせまる。
内容説明
桓武天皇が新しい都に遷都した平安時代。平安京の近郊に建立された著名な寺社のみならず、東北の城柵、中国山地の交通路、馬の生産を担った東国の牧など、列島各地に点在する史跡を訪ね、平安朝の光と闇にせまる。
目次
1 平安京の誕生と海の道・山の道(古代荘園の世界―額田寺伽藍並条里図と栄山寺文書―;平安遷都―長岡京から平安京へ―;石清水八幡宮と八幡信仰―畿内への遷座をめぐって―;最澄と空海―比叡山と高野山を歩く;僧侶の交通―『日本霊異記』と寺町廃寺;長登銅山と長門・周防の鋳銭司;坂上田村麻呂と蝦夷征討―蝦夷の蜂起と胆沢城・志波城・徳丹城)
2 貴族社会の動揺(元慶の乱と秋田城;平安貴族と御霊への畏れ―神泉苑・菅原道真邸・北野社―;東国と牧―延喜式の牧―;将門の乱を歩く;藤原純友の乱)
3 地方へのまなざし、中世への歩み(源氏物語と石山寺;藤原道長の氏寺・氏社;刀伊の入寇;前九年・後三年合戦を歩く;時範記の世界)
感想・レビュー
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平安遷都から武士の台頭まで 古代国家の終焉と平安京 遺構からみた平安宮 石清水八幡宮と八幡信仰 最澄と空海 比叡山と高野山を歩く 貴族社会の動揺 元慶の乱と秋田城 神泉苑と誓願寺 延喜式の牧 将門の乱を歩く 藤原純友の乱 地方へまなざし 源氏物語と石山寺 藤原道長の氏寺 刀伊の入寇 前九年後三年合戦 平時忠と時雨 仏教勢力の影響力 天皇中心の新たな政治体制 碁盤目状の都市 地方の豪族が武装化 国風文化と呼ばれる日本独自の文化 末法思想と結びついて 貴族の政治的な支配力が弱まり 武士による新たな時代2025/04/11
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