出版社内容情報
戦国期にかずかずの武功をあげ、「御家人の長」と謳われた井伊家。溜詰大名としての政務の実態、「家」の意識とその継承の危機、幕末の徳川との主従関係の変化などを軸に、譜代筆頭として背負った使命とその変遷を描く。
内容説明
戦国期にかずかずの武功をあげ、「御家人の長」と謳われた井伊家。溜詰大名としての政務の実態、「家」の意識とその継承の危機、幕末の徳川との主従関係の変化などを軸に、譜代筆頭として背負った使命とその変遷を描く。
目次
プロローグ 徳川筆頭家臣の使命
1 譜代筆頭家の創出
2 大老の家の始まり
3 直孝の役割の継承
4 軍役と儀礼―将軍家への奉公
5 溜詰大名としての井伊家
6 「格別の奉公」に基づく家の継承
7 幕末の動向と井伊家の御用
エピローグ 明治以降の社会の中で
著者等紹介
野田浩子[ノダヒロコ]
1970年、京都市に生まれる。1995年、立命館大学大学院文学研究科博士課程前期課程修了。彦根城博物館学芸員を経て、現在、立命館大学等非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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徳川筆頭家臣の使命 譜代筆頭家の創出―初代直政: 徳川の家臣 家康筆頭家臣 家康の天下取り 大老の家の始まり―二代直孝: 彦根藩主 家光政権 幼将軍家綱 直孝の役割継承;直孝の跡継ぎ 井伊直澄への家督継承 大老職の成立 軍役と儀礼―将軍家奉公: 軍役と各種の課役 将軍家儀礼での御用 溜詰大名としての井伊家: 大名殿席制と溜詰大名 井伊直幸の江戸勤め 格別の奉公に基づく家継承: 家督継承の危機と特例承認 親族政策の転換 幕末の動向と井伊家の御用: 直弼の大老政治 徳川との主従関係の変質 明治以降の社会の中で2024/09/29
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