京都の中世史<br> 首都京都と室町幕府

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京都の中世史
首都京都と室町幕府

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  • サイズ 46判/ページ数 276p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784642068642
  • NDC分類 216.2
  • Cコード C1321

出版社内容情報

「応仁の乱に就て」一〇一年目の地平から―プロローグ/室町時代の国のかたちと幕府の支配―一〇〇〇万人の列島社会と首都京都(中世後期の国のかたち/室町の国のかたちができるまで―室町幕府財政の形成過程/変容する国のかたち―室町幕府財政の再建から/国のかたちが失われたあとで)/御家人制の消滅(御家人制のゆくえ―室町幕府成立までの前提/御家人制壊滅と国家的軍務の変質/臨時役財源の途絶と代替)/「守護在京制度」とは何か(守護を兼ねる在京大名/大名の在京形態と幕政参与/大名在京の展開と矛盾)/京の武家政権と禅宗寺院(京都の禅宗/二つの菩提寺と足利直義/天龍寺の創建)/首都の統治と五山禅宗(京都五山の成立/五山仏事の機能①―戦乱と鎮魂/五山仏事の機能②―飢饉と鎮魂)/コラム1 〈変貌〉する相国寺と義満/都市の支配と宗教儀礼(攘災と祝祭/王朝の伝統、室町殿の伝統)/室町幕府と皇位・皇統(鎌倉後期以来の皇統問題/足利尊氏・義詮期における皇統・皇位/足利義満期における皇位・皇統/足利義持期における皇位・皇統/足利義教期における皇位・皇統/足利義政期以降の皇位・皇統)/室町社会と酒―『看聞日記』を中心に(室町幕府のイメージ/伏見宮家と酒/室町期京都の人々と酒/遊蕩を支えるもの)/コラム2 伏見宮家の一年と酒/コラム3 麹づくりと「酒屋交名」/コラム4 室町将軍の血と酒/コラム5 宮廷と宮家の酒宴・酒乱/北山・室町文化論(文化史研究の現状と課題/足利義満期の文化―職人の再生/足利義持・義教期の文化①―婆娑羅からの卒業/足利義持・義教期の文化②―女房衆が経済をまわす/伝統的な文化への回帰)/室町時代、その後―エピローグ

内容説明

人口一千万人の列島社会で、室町殿を中心に公家・武家・寺社が結集し繁栄する首都京都。人やモノの往来の活性化で社会も大きく変化した。天皇家や御家人制の行方、寺社勢力の変質、幕府の資金源に迫る新しい室町時代史。

目次

1 室町時代の国のかたちと幕府の支配―一〇〇〇万人の列島社会と首都京都
2 御家人制の消滅
3 「守護在京制度」とは何か
4 京の武家政権と禅宗寺院
5 首都の統治と五山禅宗
6 都市の支配と宗教儀礼
7 室町幕府と皇位・皇統
8 室町社会と酒―『看聞日記』を中心に
9 北山・室町文化論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

南北

52
室町幕府の財政は、従来足利家所有の荘園と守護への課税で成り立っていたが、平安京から京都へと変貌する中で他の都市を圧倒するようになり、土倉酒屋への課税に依存していくようになっていくのは興味深く感じた。他にも室町幕府と禅宗寺院や、皇室との関係、さらには室町幕府の文化を北山文化と東山文化だけではないとするなどさまざまな切り口から室町時代を解明していこうとするところは好感が持てた。特に室町幕府が京都に本拠地を置いていることで皇室と幕府が互いに支え合う関係になっていったところは納得できる内容だった。2024/01/19

MUNEKAZ

18
中世日本のメガシティ・京都に本拠を定めた室町幕府。土倉酒屋役などの都市依存型の財政や幕政を支えた守護在京制など、室町幕府の安定と首都京都の存在が表裏一体であったことがよくわかる。また独自の試みとして、室町期の「酒」と「飲酒」の文化について一章を割いているのも面白い。「吐くまで飲む」という今も変わらぬだらしない日本の飲み会スタイルも、考えてみれば立派な(?)室町文化である。安定期室町幕府の最新研究が知れる良書。2022/05/01

アメヲトコ

8
22年3月刊。本巻は15世紀までの室町幕府の時代を扱っていますが、応仁の乱そのものについては触れないと冒頭で宣言しているように、他の巻とは違って政治史ではなく制度史と文化史に力点が置かれた構成になっています。幕府の財政構造や禅宗の位置についての解説などは勉強になります。印象的なのは酒についてふれた8章ですが、飢饉をよそに繰り広げられる連夜の乱痴気騒ぎには、下戸の私としてはこの時代に生まれなくて本当に良かったなと。2022/03/28

田中峰和

6
日本中世史の核は、武士と首都京都との関係がコアになって形成されたものであることは自明の理である。口絵で紹介された「享楽月次風俗図扇面流」は16世紀前半の魚市場と路地を通る馬借の姿を描いたもの。色鮮やかに描かれた赤い鮮魚と灰色の塩漬け。路地を通る通行人の中には馬借も描かれており、中世京都の活気が感じられる。「日本扶桑国之図」は14世紀に描かれた日本地図。九州が上に描かれているのには、当時の海外から視点が感じられる。モンゴルから侵略が意識される。交通路の赤線は当時の首都京都を中心に描かれている。2025/03/18

吃逆堂

5
政治史中心(というかほぼすべて)の前巻とはうってかわって、政治史はほとんどなく室町幕府体制下の社会構造やその変容が中心。抽象的な話が多いせいか、都市民の様相が見えてくるかというと、これまた。2023/06/16

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