出版社内容情報
東京周辺と満洲に暮らした戦争孤児に着目。養育院・上野地下道・残留孤児をキーワードに、児童福祉施設の運営、東京大空襲の被害や引揚の実相などを詳述。文献案内や当事者の証言も収録し、今後の研究課題を展望する。
内容説明
東京周辺と満洲に暮らした戦争孤児に着目。養育院・上野地下道・残留孤児をキーワードに、児童福祉施設の運営、東京大空襲の被害や引揚の実相などを詳述。文献案内や当事者の証言も収録し、今後の研究課題を展望する。
目次
1部 東日本(東京大空襲の実相と戦争孤児問題;東京都養育院の戦争孤児の収容状況;上野という集合地域と戦争孤児の体験―上野・地下道からの再出発;国際児の養護にとりくんだ福生ホーム―施設養護から国際養子縁組へ)
2部 満洲(奉天一燈園の戦争孤児救済活動;満洲での佐竹音次郎のとりくみと福祉施設の運営;中国残留孤児問題と日本における人権擁護)
3部 証言者のことば(被爆体験記を読む―室田秀子「消えた面影」「母の顔」;戦争孤児体験者の証言を聴く)
4部 これからの戦争孤児研究のために(戦争孤児問題の研究方法と課題をめぐって;戦争孤児問題に関する文献紹介)
著者等紹介
浅井春夫[アサイハルオ]
1951年京都府に生まれる。1978年日本福祉大学大学院社会福祉学研究科博士課程前期修了。現在、立教大学名誉教授
水野喜代志[ミズノキヨシ]
1953年愛媛県に生れる。1978年日本福祉大学社会福祉学部卒業。現在、社会福祉法人友の会なかま共同作業所施設長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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