出版社内容情報
6?7世紀半ば、大臣として天皇の権力をささえた、稲目・馬子・蝦夷・入鹿。従来の蘇我氏像を書きかえ、王権の聖地の姿に迫る。6?7世紀半ば、大臣(おおまえつきみ)として天皇の権力をささえた、稲目(いなめ)・馬子(うまこ)・蝦夷(えみし)・入(いる)鹿(か)ら蘇我氏四代。狭小な飛鳥の地をいかに切り拓き、隋唐に対抗できる都市的空間を築いたか。従来の蘇我氏像を書きかえ、王権の聖地の姿に迫る。
飛鳥の開発と蘇我氏―プロローグ/? 蘇我氏の履歴書(稲目以前―つくられた祖先系譜〈蘇我の地に生まれて/武内宿禰とは何者か/蘇我石河宿禰の正体/満智・韓子・高麗は渡来人か〉以下細目略/初代稲目/二代馬子/三代蝦夷/四代入鹿)/人物相関/? 蘇我氏が創った飛鳥の都(飛鳥前史/豊浦宮から小墾田宮へ/飛鳥岡本宮、そして板蓋宮/飛鳥、その後)/? 蘇我氏の飛鳥をあるく(豊浦寺跡/島庄遺跡/甘樫丘東麓遺跡/軽樹村坐神社/軽衢跡/古宮遺跡(土壇)雷丘東方遺跡/飛鳥寺跡/飛鳥寺西方遺跡/入鹿首塚(付、気都和既神社)/五条野丸山古墳/都塚古墳/石舞台古墳/宮ヶ原一号墳・二号墳/小山田遺跡/菖蒲池古墳/平田梅山古墳(欽明天皇陵)/カナヅカ(平田岩屋)古墳/平田キタガワ遺跡/植山古墳/山田寺跡/軽寺跡/檜隈寺跡(付、於美阿志神社)/坂田寺跡/田中廃寺/和田廃寺/宗我坐宗我都比古神社/入鹿神社(付、首落橋))
遠山 美都男[トオヤマ ミツオ]
1957年、東京都に生まれる。1986年、学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士後期課程中退。1997年、博士(史学、学習院大学)。現在、学習院大学ほか非常勤講師 ※2017年2月現在【主な編著書】『古代王権と大化改新―律令制国家成立前史』雄山閣、1999年。『古代の皇位継承―天武系皇統は実在したか』吉川弘文館、2007年。『日本書紀の虚構と史実』洋泉社、2012年。『大化改新と蘇我氏(敗者の日本史1)』吉川弘文館、2013年。『日本古代史の読み方 456-785 皇位継承事件に隠された真相を探る』KADOKAWA 、2013年。
内容説明
六~七世紀半ば、大臣として天皇の権力をささえた、稲目・馬子・蝦夷・入鹿ら蘇我氏四代。狭小な飛鳥の地をいかに切り拓き、隋唐に対抗できる都市的空間を築いたか。従来の蘇我氏像を書きかえ、王権の聖地の姿に迫る。
目次
飛鳥の開発と蘇我氏―プロローグ
1 蘇我氏の履歴書(稲目以前―つくられた祖先系譜;初代稲目;二代馬子 ほか)
2 蘇我氏が創った飛鳥の都(飛鳥前史;豊浦宮から小墾田宮へ;飛鳥岡本宮、そして板蓋宮 ほか)
3 蘇我氏の飛鳥をあるく(豊浦寺跡;島庄遺跡;甘樫丘東麓遺跡 ほか)
著者等紹介
遠山美都男[トオヤマミツオ]
1957年東京都に生まれる。1986年学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士後期課程中退。1997年博士(史学、学習院大学)。現在、学習院大学・日本大学・立教大学、各非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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