人をあるく 真田氏三代と信濃・大坂の合戦

中澤 克昭【著】

吉川弘文館（2016/12発売）

• サイズ A5判／ページ数 159p／高さ 21cm
• 商品コード 9784642067942
• NDC分類 288.3
• Cコード C0321

出版社内容情報

天下人らと渡り合い、戦国を生き抜いた真田一族。弱小氏族から大名へといかに成長したのか。上田を訪ね、上田合戦と大坂の陣に迫る。天下人や大大名と渡り合い、戦国を生き抜いた幸綱・昌幸・信幸・信繁ら真田一族。信濃の弱小氏族から大名へと、いかに成長したのか。本拠地だった上田を訪ねて足跡を辿り、徳川を苦しめた上田合戦と大坂の陣に迫る。



メディアミックスヒーロー／?　真田氏の履歴書（真田氏の本籍地　／先祖と幸綱の経歴／信綱と昌幸の経歴／信幸と信繁の経歴／真田氏の肖像画）／人物相関図／【コラム】名胡桃城と「墓所の法理」／?　真田父子、かく戦えり（第一次上田合戦と新出絵図／第二次上田合戦と上田城／大坂の陣と真田丸）／?　真田氏の本拠をあるく（発祥の地〈松尾城と日向畑遺跡／角間渓谷／法性寺の五輪塔群／山家神社と山家の館跡推定地／長谷寺と岩井観音堂〉／原の館と町〈本原の「御屋敷」（真田氏館跡）／真田山城と天白城／原の町／中原の延命地蔵尊と宝篋印塔／広山寺と御北之塚／下原／横尾と信綱寺／砥石城と伊勢山の集落〉／【コラム】「真田氏本城」は本城か？／上田城とその城下〈上田城下町と藩主居館／上田城跡／芳泉寺／大輪寺／海禅寺／願行寺／科野大宮社／国分寺〉）／真田氏三代略年表

中澤　克昭［ナカザワ カツアキ］

内容説明

天下人や大大名と渡り合い、戦国を生き抜いた幸綱・昌幸・信幸・信繁ら真田一族。信濃の弱小氏族から大名へと、いかに成長したのか。本拠地だった上田を訪ねて足跡を辿り、徳川を苦しめた上田合戦と大坂の陣に迫る。

目次

メディアミックスヒーロー
１　真田氏の履歴書（真田氏の本籍地；先祖と幸綱の経歴；信綱と昌幸の経歴；信幸と信繁の経歴；真田氏の肖像画）
２　真田父子、かく戦えり（第一次上田合戦と新出絵図；第二次上田合戦と上田城；大坂の陣と真田丸）
３　真田氏の本拠をあるく（発祥の地；原の館と町；上田城とその城下）

著者等紹介

中澤克昭［ナカザワカツアキ］
１９６６年、長野県に生まれる。１９９５年、青山学院大学大学院文学研究科博士後期課程退学。１９９９年、博士（歴史学）。長野工業高等専門学校准教授などを経て、上智大学文学部准教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[おおきなかぶ]

中々、真田家にまつわる物事に真面目に取り組まれた解説書だなと。昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」から興味を持ったミーハーな私には、ストーリーのおさらい的な役割でした。

2017/03/18

[うしうし]

大河ドラマきっかけ（？）で研究が進展した真田の研究を、近年の研究動向を的確に踏まえて概説されている。昌幸・信繁の肖像が、信之・信綱である学説などは、平山・丸尾・黒田氏の著作では触れられておらず、大変驚いた。また、上田城合戦の新出絵図も興味深い。・信幸が「信之」改名後も、少数の信幸署名文書を出していたことについては、「祐筆の誤記ではなく、使い分けていた可能性が高く、信之本人も「幸」の字に愛着を持ちつづけていたのではないだろうか。」（p48～49）とする

2017/04/08

[Go Extreme]

メディアミックスヒーロー 真田氏人物相関図 真田氏の履歴書： 本籍地 先祖と幸綱・信綱と昌幸・信幸と信繁の経歴 肖像画 名胡桃は墳墓の地？ 真田父子、かく戦えり： 第一次・二次上田合戦 大坂の陣と真田丸 真田氏の本拠をあるく： 発祥の地ー松尾城と日向畑遺跡・角間渓谷・山家神社と山家の館跡推定地 原の館と町ー本原の「御屋敷」・真田山城と天白城・原の町・広山寺と御北之塚・下原・砥石城と伊勢山の集落 上田城とその城下ー上田城下町と藩主居館跡・上田城跡・芳泉寺・大輪寺・海禅寺・願行寺・科野大宮社・信濃国分寺

2024/09/27

[ぱぐびぃ]

昨年の「真田丸」ブームに乗って出版された書籍で、全ページカラー印刷ということもあり、写真や図版が多いのが特徴か。ただし記載の内容にはあまり目新しいものはなく、他の研究者の考察を組み合わせ、選択してまとめあげた印象が強い。

2017/02/09

[Ryuji Saito]

2017年４冊目。 『真田丸』を思い出しながら。

2017/01/15