出版社内容情報
果樹園の蜂の巣で、最下層の蜂として生を受けたフローラ七一七。女王を崇めて労働を称える教理により厳重に管理される蜂社会で、フローラはほかの蜂とは異なっていた。育児室の世話をし、花蜜を集める彼女は、女王にのみ許される神聖な母性を手にしたのだ……
内容説明
果樹園の蜂の巣で、最下層の蜂として生を享けたフローラ七一七。女王を崇めて労働を称える教理により厳重に管理される蜂社会で、フローラはほかの蜂とは異なっていた。育児室の世話をし、花蜜を集めることになった彼女は、巣の存続の危機が迫るなか、女王にのみ許される神聖な母性を手にしたのだ…。蜜蜂の実際の生態をもとにして蜂の巣の全体主義的社会を描き、『侍女の物語』になぞらえて評された驚くべき物語。
著者等紹介
ポール,ラリーン[ポール,ラリーン] [Paull,Laline]
作家、脚本家。インドからの移民の両親のもとロンドンに生まれ、オックスフォード大学で学んだ経歴をもつ。デビュー作の『蜂の物語』はベイリーズ女性小説賞にノミネートされ、16カ国語に翻訳された。英国在住で、写真家の夫や子供たちと暮らしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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