内容説明
戦国期南部氏から独立、陸奥国津軽郡を支配した外様藩。藩の成立から廃藩にいたる歩みを縦軸に、人・物・情報などの交流を横軸に鮮やかに描く。本州北端に位置した弘前藩の個性豊かな藩領と人々の生活実態を浮彫にする。
目次
序 津軽氏・弘前藩の自己認識
第1 統一政権と津軽氏―混沌から領主権力の成立へ
第2 十七世紀前半の藩政展開―藩体制の確立に向けて
第3 「中興の祖」津軽信政の明暗
第4 内憂と外患の世紀―飢饉と蝦夷地出兵
第5 生活と生業から見た藩領の人々
第6 藩政の動揺と幕末期民衆
第7 維新変革と藩体制の解体
著者等紹介
長谷川成一[ハセガワセイイチ]
1949年秋田県に生まれる。1973年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、弘前大学人文学部・大学院地域社会研究科教授、文学博士
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