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ポプラ文庫ピュアフル
私の大好きな探偵―仁木兄妹の事件簿

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  • サイズ 文庫判/ページ数 239p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784591114452
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

のっぽでマイペースな植物学者の兄・雄太郎と、ぽっちゃりで好奇心旺盛な妹・悦子。推理マニアのふたりが行くところ、事件あり。どこかほのぼのとした雰囲気の漂う昭和を舞台に、知人宅で、近所で、旅先で、凸凹コンビの名推理が冴えわたる!「日本のクリスティ」と呼ばれた著者の代表作「仁木兄妹」シリーズの中から、書籍初収録作を含む五編を厳選し、新たな装いで文庫化。

著者等紹介

仁木悦子[ニキエツコ]
1928年東京都生まれ。4歳で胸椎カリエスと診断されて、歩行不能の生活を送る。20代半ばから執筆を始め、57年『猫は知っていた』で第3回江戸川乱歩賞を受賞。81年『赤い猫』で第34回日本推理作家協会賞短編賞を受賞。本格派女流推理作家の先駆けとなる。86年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hirune

46
昔懐かしいミステリー短編集。文体が古風だし、二皮目(二重瞼のこと)なんて言葉初めて目にしました。かえって新鮮かも😃仲良し兄妹のほのぼのした雰囲気の割に事件は殺伐としたものが多かったですね☆2022/08/09

のほほん@灯れ松明の火

46
ずいぶん前に書かれたお話なのに、色褪せた感じが全くしませんでした。 兄妹で探偵役というのが かえって新鮮でした。 どの事件も 親切そうな、「私は善人です!」みたいな人が、実は一番 腹黒かったのが、なんだか とても印象深かったです。殺人事件が起っているのに、血なまぐささがなくて、どこか優しい 不思議な推理小説でした。 2011/02/18

kishikan

41
仁木悦子さん、名前は前から存じ上げていたが、もうお亡くなりになられた方とは知らなかった。それに、初読みだったことや表紙絵を見ても、昭和30年代からご活躍とは、解説を読んで始めて知った次第。さて、兄妹が推理マニアで難題を解決する仁木兄妹シリーズ、この「・・・事件簿」は昭和32年から46年にかけて発表された5つの短編を収録した本。一昔前の言葉も所々に出てきますが、物語としては古さを感じさせない魅力があります。最初の作品では中学生だった(物語の中の)悦子さんが、最後の作品では2人の子のお母さんになっていました。2011/05/23

たぬ

40
☆4 若竹七海の葉村晶シリーズで知った作家さんで読むのは初。仁木家の兄妹による推理は私も思いついたものもあればまったくの想定外だったのもあって面白かった。書かれたのは50~60年ほど前だけどそんなに古さは感じなかったし文章が平易で読みやすかったな。身長低めで丸っこい体型の妹悦子と植物ガチ勢の兄雄太郎の人柄もいいね。同じ仁木兄妹が出てくる江戸川乱歩賞受賞作の『猫は知っていた』も読みたい。2023/02/26

のんちゃん

40
今からうん十年前、18歳から20歳位にかけて、私は夢中で、仁木悦子作品を読んでいた。スマホやパソコン、携帯電話などはもちろんなく、防犯カメラもほとんど普及していない世の中でのミステリー作品、謎解きはロジックの積み重ねだった。先日、書店で本作品をたまたま目にして、懐かしく思い購入した。今読むと古くさい感がするかと思いきや、若い頃同様に夢中になって読んでしまった。仁木悦子氏は、私にミステリ小説の面白さを最初に教えてくれた有難い作家さんだった。2019/03/20

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