内容説明
昇進を目論む武士、公家文化に憧れる大名、寺院世界の頂点=門跡の葛藤、神社世界の昇進願望。厳しい身分序列にさらされるが故に、さらなる上昇を目指す人びと。支配階級の身分願望とそこに生まれた軋轢や反発を描く。
目次
近世「公儀」を構成するもの―プロローグ
近世大名の上昇願望
大名相続をめぐる分家と一門
武士の昇進
近世の公家身分―近世公家衆の人・家・身分
公武の交流と上昇願望
門跡の身分―宗門の頂上
社家(神社世界)の身分
権威と上昇願望―エピローグ
著者等紹介
堀新[ホリシン]
1961年生まれ。1993年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、共立女子大学文芸学部教授
深谷克己[フカヤカツミ]
1939年生まれ。1966年早稲田大学文学部卒業。現在、早稲田大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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