出版社内容情報
平和に資する軍事史研究を目指して。戦前、人びとの暮らしにとけ込んでいた軍隊の風景とは。日常のなかに軍隊が存在した意味を問う。
内容説明
軍隊の設置によって鉄道網などのインフラ整備が進み、地域の風景は一変した。軍事援護・慰霊などを通して人々の生活に軍事が浸透した実態や、空襲で壊滅する軍都の姿を描き出す。日常のなかに軍隊が存在した意味を問う。
目次
1 軍都を造る/壊される(鉄道と軍事拠点;遊廓・慰安所;日本の都市空襲と軍都;近代の戦争遺跡)
2 兵舎のかたわらで支えた銃後の社会(軍事援護;国防婦人会;慰霊・追悼と公葬)
3 軍隊と地域社会を問う(良兵・皇軍・聖戦―日本の軍隊を問う)
著者等紹介
林博史[ハヤシヒロフミ]
1955年生。関東学院大学経済学部教授
原田敬一[ハラダケイイチ]
1948年生。佛教大学歴史学部教授
山本和重[ヤマモトカズシゲ]
1959年生。東海大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nnpusnsn1945
44
鉄道、遊郭、空襲、戦争遺跡、軍事援護、国防婦人会、慰霊等、地域社会と軍隊の繋がりりについて述べられている。国防婦人会の項目は、岩波新書で有名で、『兵たちの戦争』の筆者にあたる故藤井忠俊氏が執筆している。原田敬一氏の論考では、『地域のなかの軍隊』シリーズの反省点として全国の連隊について触れていれば良かったと書いてあったが、たしかに簡易ながらも郷土連隊について触れてあった方が良いと私も思う。2023/07/30
takao
3
ふむ2024/05/01
剛田剛
1
最終巻になって急に安っぽい内容になった。反軍反戦思想も結構だが、このシリーズは君らの安っぽい感想文で小遣い稼ぎをするためのものじゃないぞ。2020/02/01
tkm66
1
シリーズテーマ・その志など大変評価出来るのだが、参考文献に〈吉見義明〉なんて名前を見ると萎える。2018/11/17
onepei
1
こういうこともほおっておくとどんどん風化してしまう。2015/09/21
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- 和書
- 三浦・会津蘆名一族