内容説明
伯耆大山、鳥取砂丘、流人の島=隠岐。この地域は、それぞれに独特の歴史を展開してきた。後醍醐天皇・守護山名氏の動向と鳥取城下の生態、砂丘の利用、二十世紀梨や沢庵宗彭、円山応挙らに豊かな文化を再発見する。
目次
1 但馬・因幡・伯耆を歩く(地理と風土;山陰道(因幡道と伯耆街道)を歩く)
2 山陰東部の歴史(但馬・因幡と伯耆の地域性;諸地域社会の成立;但馬と因伯・隠岐の近代)
3 地域史の発見(旅人の眼差し、旅人への眼差し;砂丘との格闘と共存;吉田璋也と鳥取民芸運動;地域の顔―地場産業と村おこし;郷土史の発見;但馬、因伯から隠岐の人びと)
著者等紹介
錦織勤[ニシコオリツトム]
1949年島根県に生まれる。1977年広島大学大学院文学研究科博士課程修了。鳥取大学地域学部教授
池内敏[イケウチサトシ]
1958年愛媛県に生まれる。1991年京都大学大学院文学研究科博士後期課程中退。名古屋大学大学院文学研究科教授、博士(文学)
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