出版社内容情報
道教・仏教・民間信仰が混ざりあい、地域による違いを保ったまま複雑に展開する中華圏の宗教。六朝時代から現代に至るまで信仰される、関帝・媽(ま)祖(そ)・八仙などの神々を時代やテーマ毎に紹介する。『西遊記』『封神演義』などの文芸にも影響を受けて変容する姿と特徴を解明。中国および日本の文化に影響を与えてきた実態をわかりやすく解説する。
内容説明
道教・仏教・民間信仰が混在する中華圏の宗教。関帝・媽祖・八仙など信仰される神々の特徴と、『西遊記』『封神演義』にも影響を受け変容する姿を解明。中国や日本の文化に影響を与えてきた実態を簡潔に解説する。
目次
現代も生きる宗教文化―プロローグ
民間信仰と三教の関係
民間信仰の神世界
道教の神仙世界
通俗文芸と中華の神々
地域で異なる神々の世界
華人信仰の伝播と変容
複雑な中華の信仰世界―エピローグ
著者等紹介
二階堂善弘[ニカイドウヨシヒロ]
1962年、東京都に生まれる。現在、関西大学文学部教授、博士(文学・文化交渉学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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