出版社内容情報
沖縄の日本「復帰/返還」から半世紀。そこに至る過程は、いかなるものだったのか。冷戦構造下の米軍基地と安全保障をめぐる東アジア諸国の動向、戦争体験が沖縄祖国復帰運動に与えた影響、「琉球処分」による琉球王国の日本編入をめぐる各国の認識の違いなど、多角的な視点で実像を追究。日米関係だけでは捉えきれない、新たな視座を提供する。
内容説明
沖縄の日本「復帰/返還」の過程はいかなるものだったか。基地と安全保障をめぐる東アジア諸国の動向、「琉球処分」への認識の差、復帰運動への戦争体験の影響など、日米関係を超えた多角的な視点で実像を追究する。
目次
「返還」五〇年後の沖縄―プロローグ
沖縄の世替わり(琉球王国の変容;大日本帝国の拡張)
「琉球」の帰属をめぐって(日中戦争の始まりと「琉球奪回」論;冷戦構造の形成と沖縄の基地化;APACLと琉球独立運動)
国際環境の変化と「沖縄返還」(国府の対琉球政策の変容;沖縄返還交渉と韓国・台湾;ニクソン・ドクトリンと沖縄返還の帰結)
戦争の記憶と「復帰」運動(敗戦と占領;朝鮮戦争の勃発と基地の拡大・強化;「復帰」運動の変容;「沖縄返還」路線への抵抗)
「独立」か「復帰」か(外からの「独立」運動;「復帰」をめぐって)
沖縄返還五〇年を超えて―エピローグ
著者等紹介
成田千尋[ナリタチヒロ]
1987年、兵庫県に生まれる。現在、立命館大学衣笠総合研究機構助教、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小林涼太
2
沖縄返還と今に至るまでの琉球のアイデンティティが、いかに過去の対戦と近隣の戦と連続性を持っているのか。それを知ることができる一冊であった。冒頭、琉球処分についても触れられているが、強引ではあったもののアイデンティティにあまり深く関わっていない印象を受けた。むしろ、沖縄戦以降の米国統治時代が大きかったように思える。すなわち、朝鮮戦争やベトナム戦争、中台対立など冷戦の狭間に位置付けられていたように考える。だからこそ、住民にとっては加害者意識とともに過去の記憶を想起させ、米軍に対する敵視があった。2026/01/03
Y_Kuroyanagi
0
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