出版社内容情報
信長・秀吉・家康ら天下人は、なぜ豪華絢爛な城郭御殿や特色あるデザインの美術品を作らせたのか。出土資料や、伝世の武具・漆器・障壁画・彫刻などにわずかに残った材料や技術を科学的に分析。海外交易や物資調達の実態、当時の職人の優れた技術力を明らかにする。「モノ」の考察から、権力者たちの”戦わずして勝つ”したたかな「文化戦略」に迫る。
内容説明
信長・秀吉・家康ら天下人は、なぜ豪華絢爛な建築や美術品を作らせたのか。文化財にわすがに残った材料や技術を科学的に分析。海外交易を背景に技術力と財力を駆使した、権力者たちのしたたかな「文化戦略」に迫る。
目次
科学の眼でみる桃山文化 プロローグ
武器・武具編(「本能寺の変」の現場;塗装にみる文化戦略―秀吉の仁王胴具足)
工芸・絵画編(桃山茶陶から色絵京焼へ;金碧障壁(障屏)画と初期洋風画
秀吉が囲った御土居跡―出土漆器を中心に)
建造物編(城郭御殿の屋根と金箔瓦;城郭御殿の外観と漆箔塗装;城郭御殿の室内と蒔絵装飾;彩色木彫のメッセージ;赤色の塗装材料から探る社寺再建)
天下人たちはいかにして文化の力で泰平の世を目指したか エピローグ
著者等紹介
北野信彦[キタノノブヒコ]
1959年愛知県名古屋市に生まれる。1982年、愛知大学文学部史学科卒業。東京文化財研究所保存修復科学センター室長等を経て、龍谷大学文学部歴史学科文化遺産学専攻教授、博士(学術、京都工芸繊維大学)、博士(史学、東京都立大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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