出版社内容情報
守り伝えた文化―プロローグ/長持ちする建築の仕組み(中世民家から近世民家へ/長持ちを支えた技術/民家が群として耐久性を獲得)/循環した古家と古材(繰り返された普請/災害と古材リサイクル/売り立てられた古家と古材)/森や木を備える(建築用材の規制/「備林」について/材木蔵や木小屋の「囲木」/植物性材料の確保)/職人衆の出入り(日記が語る職人衆/職人衆の多彩な仕事/出入りが持続した背景)/地域ぐるみで民家を守る(地域の暮らしと民家/町並みの環境を整える/相互扶助の農家普請/災害に備える)/民家を救った近代の価値発見(自然共生型の衰退/茶人が再生した田舎家/学問としての民家の発見/文化財としての民家の保存)/秘めたる価値を見つめ直す―エピローグ
内容説明
庶民の住宅=民家は、いかにして今日まで受け継がれてきたのか。メンテナンスを繰り返し、部材がリサイクルされる民家の特性を解明。間取りや構造、自然素材、伝統技術などからも、秘められた価値を見つめなおす。
目次
守り伝えた文化―プロローグ
長持ちする建築の仕組み
循環した古家と古材
森や木を備える
職人衆の出入り
地域ぐるみで民家を守る
民家を救った近代の価値発見
秘めたる価値を見つめ直す―エピローグ
著者等紹介
中村琢巳[ナカムラタクミ]
1977年、東京都に生まれる。2000年、東京大学工学部建築学科卒業。2007年、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程修了、博士(工学)。現在、東北工業大学建築学部建築学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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