歴史文化ライブラリー<br> 戸籍が語る古代の家族

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歴史文化ライブラリー
戸籍が語る古代の家族

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  • サイズ B6判/ページ数 215p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642058889
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0320

出版社内容情報

いまを遡ること1300年以上前、古代でも戸籍に人々が登録され、租税負担や徴兵の基本となっていた。どの範囲の親族が記載されたのか、人口総数や平均余命、貧富の差、出産数、歳の差婚が多かった理由、婚姻は通いだったのか同居だったのか、等々。偶然にもまとまって残された戸籍からみえてくる、人々の暮らしを鮮やかに描き出す。

内容説明

国民の身分台帳たる戸籍。古代にも戸籍に人々が登録され、租税負担の基本となっていた。どの範囲の親族が記載されたのか、人口総数や平均余命、歳の差婚が多かった理由等々、古代の人々の暮らしを明らかにする。

目次

今に伝わる古代の戸籍―プロローグ
古代の戸籍
戸口と貧富
戸籍からみた婚姻
古代の恋愛と婚姻
流動性の高い古代社会
女性ばかりの平安時代の戸籍―エピローグ

著者等紹介

今津勝紀[イマズカツノリ]
1963年東京都に生まれる。1986年岡山大学文学部史学科卒業。1991年京都大学大学院文学研究科国史学専攻研究認定退学。現在、岡山大学大学院社会文化科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

AICHAN

44
図書館本。難しかった。「戸」の説明から始まって「籍」の意味についての記述になる。その時点でもう頭がこんがらかった。それからいよいよ古代の戸籍の話になるのだが、もうエネルギーを使い果たしたガス欠のクルマみたいになっていてうまく理解できず、やっと読み終えた。疲れた。それとこの著者、並列の「が」を頻用して2つの文章をつなげるクセがひどく、いい印象を持てなかった。読むのに疲れたのはそのせいもある。2021/04/11

りー

26
読みやすく面白かったです。正倉院で反古紙として使われた紙や漆紙文書などを通して成された戸籍の復元…そこから読み解く古代の家族像。戸籍は渡来人の人数把握から始まり、試行錯誤を経て「戸」毎の構成を把握するに至る。兵役の課役とセット。今でいう家族の他に従兄弟・従姉妹まで含むゆるやかな結びつきで、30人くらい。「つまどい」は既に結ばれたカップル「よばい」は結ばれていないカップルに使う言葉。娘は父母と別の寝室を持っていた。6世紀を境に母系と父系が交代。従来の妻問婚は定型ではないというのが勉強になりました。2020/07/26

びっぐすとん

17
図書館本。戸籍がある国は少ないようだが、明治5年に作成された戸籍が遠い将来における学術・歴史的資料となり得るものとして、現在でも管理保管されていることに驚いたが、現存する奈良時代の戸籍が貴重な資料となっていることを考えれば、賢明な判断だろう。古代の戸籍から伺える家族構成や婚姻関係、平均寿命、個人名。再婚率が高いのも助け合わなくては生きていけないということだろう。時代が下がるにつれ、税逃れや今で言う年金不正受給の為に戸籍が改竄されて班田制は崩壊し、ひいては朝廷の弱体化に繋がっていく。非常に面白かった。2020/01/18

racco201

17
千年以上前の戸籍が散逸を少なく残存するのは世界的にも珍しい。戸籍の紙を造東大寺司等で再利用し、正倉院に残ったというのは感動的な事である。 特に興味深かったのはツマドヒ、ヨバヒの真の意味、婚姻の形式に関する考察。奴婢のこと、脱税の為の偽籍、飢餓による死亡数の分析など、生きることに必死でいてくれた我々の先祖達の生き様を実感させてくれる。富裕層のみならず、奴婢に至るまで記述がある為、当時の人々の様々な生き様が丁寧に読み取ることができる。2020/01/13

月をみるもの

15
明治5年に作られた近代最初の壬申戸籍は、当時の身分などの情報を含んでいるため、"遠い将来における学術資料・歴史的資料となりうるもの"であり、行政文書には該当しないとされている(=非開示扱い)らしい。有名な正倉院の反故(裏紙)文書や鹿の子の漆紙文書も、廃棄された記録が偶然残されたものだ。遠い未来、発掘されたサーバーから発見された「桜を見る会」の出席者名簿から、過去(〜現代)の日本社会のありようが復元されるかもしれない、、と思うと、なんか楽しくないですか?2019/12/14

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