出版社内容情報
フィレンツェが陥落し、アルテのもとに師・レオとの再会の好機が舞い込む。ダーチャとアンジェロに出会えた喜びも束の間、生き別れたレオにひと目会いたいという願いのため、友と別れ、アルテは前に進む--。
一方、レオは荒れ果てた街で、己の過去を思い返していた。恵まれなかった幼いレオに救いの手を差し伸べたのは、面倒事をこよなく嫌う画家であり、後に師となるエッツィオだった--。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっちゃん
8
アルテ第18巻、フィレンツェ陥落編。レオとの再会を望むアルテとその一行のもとに、フィレンツェ陥落の一報がもたらされる。グイド達は潜入作戦の変更を迫られた。一方、フィレンツェ城壁内のレオたちは、食糧難と飢饉、傭兵達の略奪によって危機にあった。全てを失った街フィレンツェの人々を、レオは自らの過去と重ね合わせる。賎民として街の最下層にいたレオ。彼を拾ったのが一人の変わり者の画家だった。レオの生い立ちと人生が回想される今巻において、絵画の師とレオの間の目的の一致が奇妙なところにあった。レオは「命」を拾われたのだ。2023/08/28
雪見だいふく
6
フィレンツェ陥落の報を受けたアルテ達。 一行はフィレンツェに向け旅立ったけど、師匠レオとの再会は次巻以降へ持ち越し。 レオの過去の話が挟まったけど、シリーズ終盤迎えてるのだろうし、ちょうど切り良い巻で終わるような展開にしたのかな。2023/08/30
みのにゃー
5
アルテの旅の終わりの前に、レオの過去。2024/01/10
ton
5
Kindle本。二人の再会の前の前置きみたいな?レオの過去話は良いんですけど、絶望的に進んでいない。緻密な作画鑑賞漫画ベルセルクコース爆走中。2023/10/12
毎日が日曜日
5
★★★ 師匠はヤバ目の人。2023/08/20