歴史文化ライブラリー<br> 中世武士 畠山重忠―秩父平氏の嫡流

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歴史文化ライブラリー
中世武士 畠山重忠―秩父平氏の嫡流

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  • サイズ B6判/ページ数 243p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642058773
  • NDC分類 288.3
  • Cコード C0320

出版社内容情報

「分け隔てない廉直な人物」と伝わる畠山重忠。諸系図や考古学から在地領主としてのあり方に鋭く迫り、武士としての生き方を描く。武蔵国男衾郡畠山を本拠とした在地領主・畠山重忠。「まっすぐで分け隔てない廉直な人物」として伝わるイメージの背景には、重忠のいかなるスタンスが秘められているのか。『吾妻鏡』『平家物語』諸本の記事に加え、諸系図や考古学、現地調査の成果などをもとに、在地領主としての畠山氏のあり方に鋭く迫り、重忠という武士としての生き方を描き出す。

畠山重忠のスタンス―プロローグ/秩父平氏の展開と中世の開幕(秩父平氏の形成/秩父重綱の時代)/畠山重能・重忠父子のサバイバル(畠山氏の成立と大蔵合戦/畠山重忠の登場)/豪族的武士としての畠山重忠(源頼朝と畠山重忠/在地領主としての畠山氏)/重忠の滅亡と畠山氏の再生(鎌倉幕府の政争と重忠/重忠の継承者たち )/畠山重忠・畠山氏の面貌―エピローグ/あとがき

清水 亮[シミズ リョウ]
著・文・その他

内容説明

武蔵国男衾郡畠山を本拠とした畠山重忠。「分け隔てない廉直な人物」と伝わるイメージの背景には、いかなるスタンスが秘められているのか。在地領主としての畠山氏のあり方に迫り、重忠という武士の生き方を描く。

目次

畠山重忠のスタンス―プロローグ
秩父平氏の展開と中世の開幕(秩父平氏の形成;秩父重綱の時代)
畠山重能・重忠父子のサバイバル(畠山氏の成立と大蔵合戦;畠山重忠の登場)
豪族的武士としての畠山重忠(源頼朝と畠山重忠;在地領主としての畠山氏)
重忠の滅亡と畠山氏の再生(鎌倉幕府の政争と重忠;重忠の継承者たち)
畠山重忠・畠山氏の面貌―エピローグ

著者等紹介

清水亮[シミズリョウ]
1974年、神奈川県に生まれる。1996年、慶應義塾大学文学部卒業。2002年、早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、埼玉大学教育学部准教授・博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゴールドまであと920日

19
 平家物語にも出る典型的な関東武士、今年の大河ドラマでは、イケメン俳優が役を担って人気を博した。畠山重忠は、北条義時をトップとする鎌倉幕府によって族滅された。妻が北条時政の娘であり、畠山の名跡と畠山一党の維持のために、再婚相手が畠山を名乗り、室町時代、幕府の管領となった。重忠の武士としての事跡、秩父平氏としての関東・武蔵武士の存在感、いろいろと研究されている。京の都へも侍として在勤し、和歌や雅楽の素養もあった。なぜ北条に敗れたか、それも時の流れ、大河ドラマに流されることなく、一人の武将として読み価値がある2022/10/24

ようはん

18
畠山重忠とその一族の興亡を軸に当時の関東武士団の勢力関係と在地領主としての実情を紹介している。頼朝死後の幕府内部の対立関係と数々の騒乱等を理解する事ができ、2年後の大河ドラマへの良い予習になった。重忠が武士として勇猛で高潔さもあるのは判るが一方で立ち位置的には江戸時代でいえばそこそこ有力な外様大名といった印象があり、武士団の長としての強かさも持っていた点を捉えると重忠らの一癖ある面々を取り纏めていた頼朝のカリスマ振りも凄い。2020/08/14

MUNEKAZ

16
畠山重忠の評伝。また重忠の出自や生涯を通して、治承・寿永内乱期の関東武士団と在地領主の在り方にも迫っている。都とのコネクションや近隣の武士団との縁戚関係を駆使し、秩父平氏の棟梁として武蔵国北西部に君臨した重忠の誇り高き姿は興味深いもの。戦場での先陣争いに鷹揚な面を見せたかと思えば、自らの領地に関わるトラブルでは計算高いリアリストの顔を覗かせるなど、大武士団を束ねる器量とは何なのかがよくわかる。結局その力が災いして身の破滅に追い込まれるのだが、それでも後世の人々が武士として理想化したのも頷けるところである。2021/01/06

フランソワーズ

10
大河では東国武士を一緒くたに描いているきらいがあるけど、性格を異にする者が多々いる。この畠山重忠は”将軍”の裔という高い家格、軍事貴族としての系譜を引き、京と在地を行き来し、国衙とも関係を有する「在地系豪族的武士団」。そんな実像を追いながらも、『吾妻鏡』等からの逸話の背景が浮き彫りにされる重忠。単に正直であり、廉直、高潔な武士というイメージだけでなく、中世武士の一典型を見ることができました。2022/10/02

うしうし

6
武蔵国、特に埼玉県の地理・歴史に疎いため、内容を把握できたかどうか不安であるが、読んでよかったと思える概説書である。畠山重忠を在地領主(武士団)と位置づけ、考古学的な調査成果も取り入れられている。畠山重忠の親世代の時期に勃発した大蔵合戦(久寿2年=1155)で父の重能が勝利したこと、重忠が文治3年(1187)に頼朝から謀反の疑いをかけられていたことなどを新たに学ぶ。頼朝蜂起の当初、重忠は平家方で、三浦氏と対立した後、最終的には頼朝方に付いた経緯などもよく理解できた。2022/04/09

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