出版社内容情報
江戸を戦火から救ったのは勝海舟ではなかった。駿府の敵中に乗り込んだ山岡鉄舟と、鉄舟を推薦した高橋泥舟の動向から真実に迫る。戊辰戦争で、幕臣の勝海舟が官軍総大将格の西郷隆盛と会談を行ない、江戸は戦火から救われたとされる。だが、最大の功労者は海舟ではなかった。会談前に駿府の敵中に乗り込んだ山岡鉄舟と、将軍徳川慶喜の絶対的な信頼をもとに、鉄舟を推薦した高橋泥舟。開城前後の二人の動向を当時の情勢とともに追い、知られざる江戸無血開城の真実に鋭く迫る。
「江戸無血開城」と鉄舟・泥舟―プロローグ/「江戸無血開城」の誤解(「江戸無血開城」の最大の功労者/慶喜と鉄舟・泥舟の関係)/「江戸無血開城」の前史(登場人物素描―高橋泥舟・山岡鉄舟・勝海舟・西郷隆盛/文久から慶応期の政治と社会)/「江戸無血開城」の真実(いわゆる「大政奉還」と泥舟/慶喜の恭順道中と水戸での謹慎生活/慶喜側近の倅たちの復讐劇)/「江戸無血開城」後史(上野戦争秘話/静岡藩の成立と終焉、その後/明治の鉄舟・泥舟とその周辺)/慶喜を支えた鉄舟と泥舟―エピローグ
岩下 哲典[イワシタ テツノリ]
著・文・その他
内容説明
戊辰戦争で江戸を戦火から救った功労者は勝海舟ではなかった。駿府の敵中に乗り込んだ山岡鉄舟と、将軍慶喜の信頼をもとに、鉄舟を推薦した高橋泥舟。二人の動向を当時の情勢とともに追い、江戸無血開城の真実に迫る。
目次
「江戸無血開城」と鉄舟・泥舟―プロローグ
「江戸無血開城」の誤解
「江戸無血開城」の前史
「江戸無血開城」の真実
「江戸無血開城」後史
慶喜を支えた鉄舟と泥舟―エピローグ
著者等紹介
岩下哲典[イワシタテツノリ]
1962年、長野県に生まれる。1994年、青山学院大学大学院文学研究科博士後期課程単位修得。東洋大学文学部史学科教授、博士(歴史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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