内容説明
米国に二七年間も占領統治され、今も苦しむ沖縄。強制的土地接収による基地建設、五度の通貨交換、毒ガス貯蔵発覚と住民の「見えぬ恐怖」との闘い、という三つの現実に焦点を絞り、占領下を必死に生き抜く人々を描く。
目次
アイスバーグ作戦と沖縄戦(アイスバーグ作戦と住民;「鉄の嵐」と「血の嵐」の沖縄戦)
朝鮮戦争・スクラップ・沖縄(朝鮮特需と日本経済;スクラップと沖縄経済 ほか)
強制的軍用地接収と住民(軍用地問題の発端;土地接収の本格化 ほか)
類をみない度重なる通貨交換(無通貨時代;B型円軍票・新日本円から新日本円時代へ―そしてB型円軍票の復活 ほか)
毒ガス貯蔵発覚からレッドハット作戦へ(毒ガス貯蔵の発覚―それは身内から起こった;アメリカ政府と日本政府の動き ほか)
著者等紹介
川平成雄[カビラナリオ]
1949年与那国島に生まれる。1986年法政大学大学院人文科学研究科博士課程修了。現在、琉球大学法文学部教授。専攻は沖縄社会経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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