内容説明
全国津々浦々を廻国し、布教活動をした時宗の遊行上人たち。その選出や熊野参詣、廻国コースなどを探り、将軍と天皇の権威を得て、民衆の現世利益と来世での極楽往生を保証するカリスマとして崇められた姿を描き出す。
目次
遊行聖とは―プロローグ
近世の仏教
時宗の本寺・末寺制度
近世の遊行上人と僧侶
遊行上人と将軍や天皇とのつながり
大名と遊行上人
熊野参詣
遊行上人の布教活動と収入
著者等紹介
圭室文雄[タマムロフミオ]
1935年、神奈川県に生まれる。1959年、国学院大学文学部史学科卒業。1965年、明治大学大学院文学研究科史学専攻博士課程単位取得。現在、明治大学名誉教授・大乗淑徳学園理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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