内容説明
昔の日本人はどのように話していたのか。『万葉集』の漢字の使い分けやキリシタン資料などから話し言葉を再現し、古代から近代まで言葉が次第に変化する様子を解明。形に残ることのない「話し言葉」の歴史を考える。
目次
言語学的な準備―プロローグ
古代の日本語
古代・中世の文法
中世話し言葉の世界
文字となった話し言葉
スタンダードが東京語を作った―エピローグ
補説 音声と音韻―言語学初心者のために
著者等紹介
野村剛史[ノムラタカシ]
1951年、東京都に生まれる。1975年、京都大学文学部卒業。現在、東京大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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