歴史文化ライブラリー<br> 近世おんな旅日記

歴史文化ライブラリー
近世おんな旅日記

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642054133
  • NDC分類 367.21
  • Cコード C0320

内容説明

江戸時代の女性は、封建社会に耐えて生きるイメージが強いが、さまざまな旅に出掛ける女性たちもいた。女性の旅日記から旅の実態や旺盛な活動と、それが彼女たちをいかに変身させ視野を広げさせたかをリアルに描く。

目次

さまざまな女たちの旅
女旅日記にみる旅の実態
旅日記を綴る女たちの文化的・思想的背景
旅を終えた女たち

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やまだてつひと

2
旅をして開放された女性の旅日記を多数集めて検証している本。関所を通ったりするのは大変だったらしいが、以外と活発に伊勢 京都 大阪を旅する女性が多かったらしい。昔の旅は気分転換という訳ではなく、その性質上今までの自分から開放される行動だったのだと改めて感じた。現代の旅と同じ言葉ではなく、転勤のような人生に大きな影響を与えるのが旅であり、その経験を日記に記すというのは、現代でも通ずるものがあるように感じた。 2024/05/18

印度 洋一郎

2
江戸時代、自由が無かったと思われがちな女性達が旅に出てつけた日記の数々から、意外にも活発で自由な実態を探る。階層も色々で大名の奥方から庄屋の奥さんまで様々な女性達の日記が残っているが、江戸から国元へと帰る道中を達者な絵入りで記録し、短歌や俳句も添えて風雅な旅日記をつける武家の妻女がいるかと思えば、徳川斉昭の恩赦を天皇に直訴するために身元を隠してスリリングな旅をする幕末の女性勤皇家もいた。戊辰戦争で城を追われた長岡藩主の若妻(25歳)が仙台まで逃げた必死の逃避行の記録などは、ドラマみたいな話だった。2011/10/19

Dwog1H

0
参考文献として。抑圧されていたとだけの認識だった近世の女性観がかなり変わった。2020/01/08

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