出版社内容情報
豊臣秀吉の第一位の妻、浅野寧。織田信長の家臣として日々戦場の夫を支えつつ、大名の妻としての自分磨きの前半生を送る。その成果は関白豊臣家の誕生後に発揮され、「北政所」の名に恥じない役割を果たした。秀吉死後は「高台院」を名乗り、浅井(あざい)茶々と豊臣家存続に尽力する。従来の「糟糠の妻」イメージの「北政所」像を見直し、等身大の姿に迫る。
内容説明
豊臣秀吉の第一位の妻、浅野寧。織田信長の家臣として日々戦場の夫を支えつつ、大名の妻としての自分磨きの前半生を送る。その成果は関白豊臣家の誕生後に発揮され、「北政所」の名に恥じない役割を果たした。秀吉死後は「高台院」を名乗り、浅井茶々と豊臣家存続に尽力する。従来の「糟糠の妻」イメージの「北政所」像を見直し、等身大の姿に迫る。
目次
第1 誕生から結婚まで(高台院の本名;誕生をめぐる三説;実家杉原氏とその家族;木下秀吉との婚姻と養家浅野氏)
第2 近江長浜時代(織田信長の教訓状;近江長浜での生活;本能寺の変;山崎城から大坂城へ)
第3 北政所の時代(関白豊臣秀吉の妻;聚楽城と大坂城;小田原の陣;豊臣家の後継者;秀次事件と秀吉の死;寺社の再興)
第4 高台院と豊臣家の存亡(京都新城への移徒;関ヶ原合戦;出家の道;豊臣秀頼との交流;大坂冬の陣・夏の陣)
第5 晩年とその死(豊国社の解体;高台院の経済力;木下家定と浅野長政の死;木下家の人々との交流;古き友との再会と別れ;高台院の最期)
著者等紹介
福田千鶴[フクダチズル]
1961年福岡県生まれ。現在、九州大学基幹教育院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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