出版社内容情報
平安前期の天皇。遷都から40年、唐風文化が成熟して安定期を迎えつつあった時代に即位。華美を好む反面、幼少より病弱で医薬に傾倒し、周囲の反対を押し切り劇薬を服用することもあった。父嵯峨太上天皇の死後に起きた承和の変では、淳和系皇統を排除し、自身の子を皇太子につけ皇統を独占。のちに聖主と仰がれることになる天皇の生涯を描く。
内容説明
平安前期の天皇。遷都から40年、唐風文化が成熟して安定期を迎えつつあった時代に即位。華美を好む反面、幼少より病弱で医薬に傾倒し、周囲の反対を押し切り劇薬を服用することもあった。父嵯峨太上天皇の死後に起きた承和の変では、淳和系皇統を排除し、自身の子を皇太子につけ皇統を独占。のちに聖主と仰がれることになる天皇の生涯を描く。
目次
第1 即位まで
第2 大嘗会から承和改元
第3 「国風」への遣唐使
第4 交替する世代
第5 草も木も栄ゆる時
第6 嘉祥改元から算賀・崩御
著者等紹介
遠藤慶太[エンドウケイタ]
1974年兵庫県生まれ。2004年大阪市立大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。皇學館大学史料編纂所助手を経て、皇學館大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪
14
桓武天皇から三代先天皇皇。綽を正良親王という。父は嵯峨天皇。煌びやかな国風文化が始まったのは仁明朝といっても過言ではない。仏教推奨、遣唐使強化。しかし、不予が多い天皇だったようですね。〈承和の変〉で家臣は流罪ですんだのはこの時代だからかな。まだまだ深堀りできるこの時代。2023/02/17
れいまん
2
平安時代の天皇はよくわからないが、仁明天皇は、比較的にわかっている天皇である。跡目争いの動乱続きの天武朝から天智天皇の第四子の志貴皇子のみこの光仁天皇になり、天智天皇に戻って、それからずっと天智天皇の系統が続いて行くことになる 平安時代は平和が続いていたというが、次の武士の登場につながるところは、また知りたいと思った!2023/05/16
takao
1
☆平安時代、聡明で多くの文芸に通じていた。2023/06/05
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