出版社内容情報
平安時代中期の儒学・漢学者。陰陽道を家学とする賀茂家に生まれながら紀伝道に進み、文筆官僚たる内記として花山朝の政治を担った。文人貴族や僧侶らと勧学会を結成し、源信らと交流、やがて突然に出家を遂げる。当時の京の世相を伝える「池亭記」や、『日本往生極楽記』を著わす。後世の隠棲文学に影響を与えた浄土信仰の先駆者の生涯を描き出す。
内容説明
平安時代中期の儒学・漢学者。陰陽道を家学とする賀茂家に生まれながら紀伝道に進み、文筆官僚たる内記として花山朝の政治を担った。文人貴族や僧侶らと勧学会を結成し、源信らと交流、やがて突然に出家を遂げる。当時の京の世相を伝える「池亭記」や、『日本往生極楽記』を著わす。後世の隠棲文学に影響を与えた浄土信仰の先駆者の生涯を描き出す。
目次
第1 誕生と出自
第2 学生保胤
第3 勧学会
第4 起家と改姓
第5 内記保胤
第6 沙門寂心
第7 慶滋保胤の記憶
著者等紹介
小原仁[オバラヒトシ]
1944年生まれ。1972年北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。聖心女子大学教授を経て、聖心女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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