内容説明
幕末の薩摩藩家老。「国父」島津久光の絶大な信頼のもと、海軍増強など強藩づくりを推進し、中央政局においては、大政奉還から王政復古を導き出した演出者であった。維新後も外交の矢面に立ったが、その余りに早い死は歴史的評価を著しく低くした。幕末維新史を大胆に見直しながら、東奔西走し大変革を成し遂げた奮闘の生涯を描く初の本格評伝。
目次
第1 若き家老並
第2 京都政局への登場
第3 政局対処と強藩づくり
第4 幕府との対峙
第5 挙兵論と大政奉還
第6 維新外交を担う
著者等紹介
高村直助[タカムラナオスケ]
1936年生まれ。1965年東京大学大学院人文科学研究科国史学専門博士課程単位取得退学。現在、公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団理事長、東京大学名誉教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nyaboko
5
一言で言うなら『大☆満☆足!!!』 幕末薩摩藩の重鎮として活躍した小松帯刀の伝記。人物叢書らしく綺麗にまとまっていて一般人でも理解しやすいような書かれ方をされおり、また筆者が史料を事細かに当っているためその推論も信憑性が高い。過去何冊か小松帯刀の本は出されているが、ダントツでこの本が素晴らしい。小松ファンなら是非読むべし。2012/06/19
ひ
1
漫画『だんドーン』で興味を持ち読んだ。早逝でなければ教科書に太字で載ってたんだろな。特に大政奉還あたり、調整役としての活躍ぶりが見えて面白かった。けど斜め読みになってしまった箇所も多く、日本史勉強し直したい気持ち。2024/08/07
ハイディ
0
大政奉還は幕府側は小松にやられたと認識し恨みに思っていたらしい。西郷や大久保よりも小松が中心に引っ張ったようだ。2022/11/26
ryo
0
12020/11/29
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