人物叢書 新装版
北条重時

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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642052535
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C1323

内容説明

鎌倉時代中期の政治家。六波羅探題として長期在京し兄泰時の執権政治を支え、朝廷からも絶大な信頼を得ていた。鎌倉帰還後は豊かな政治経験を活かし、連署として若き執権時頼を補佐し幕政を主導した。重時が遺した現存最古の武家家訓は、当時の生活や思想を垣間見ることができて貴重。鎌倉幕府政治の安定化に大きく寄与した重時の生涯を辿る伝記。

目次

第1 上洛以前の重時(誕生;母との別れ;小侍所別当就任と父義時の死;泰時政権の開始;重時の結婚)
第2 六波羅探題時代(六波羅探題就任;六波羅の裁判制度と在京人;相次ぐ寺社紛争;頼経上洛と篝屋の設置;後嵯峨擁立と泰時の死;宮騒動と宝治合戦;六波羅殿御家訓)
第3 連署時代(連署就任;時頼岳父として;親王将軍のもとで)
第4 出家後の重時(晩年の活動;極楽寺殿御消息;重時の所領と被官;妻と子ども;重時の評価・人物)

著者等紹介

森幸夫[モリユキオ]
1961年生まれ。1983年国学院大学文学部史学科卒業。1989年国学院大学大学院博士課程単位取得退学。現在、国学院大学非常勤講師、博士(歴史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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金吾

20
六波羅探題として認識していましたが、連署までしていることは知りませんでした。承久の変後の朝廷との複雑な関係において重時の役割は大きいものだと思いました。本家をしっかりと補佐できる分家がこの時期に存在したのも北条氏にとり大きかったと思いました。2023/10/12

ようはん

19
北条義時の三男であり泰時の弟である北条重時が果たした役割は承久の乱後のまだ不安定な状況が残る京で六波羅探題を勤め上げて京の治安を安定し朝廷とも上手く付き合い、後年には一族の長老として若い時頼を補佐といった辺りかな。重時を始め時房や政村といった得宗家に対し野心無く補佐できる傍流の有力者を輩出できたのが執権北条氏の強さであろうか。2021/08/05

そーだ

0
借り物。2010/04/19

吃逆堂

0
くりかえされる重時アゲは、終章だけでもよかったのではなかろうか。2023/11/21

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