人物叢書(新装版)<br> 源頼光

人物叢書(新装版)
源頼光

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  • サイズ B6判/ページ数 234p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784642051606
  • NDC分類 289
  • Cコード C1323

内容説明

大江山の酒呑童子退治説話で有名な頼光は、多田満仲の長子で摂関家と深く結んで源氏発展の基礎を固めた。関白兼家の新第落成の宴に馬30頭を贈り、道長の新第造営に当っては家具一切を調進して世人を驚嘆させた。その富裕と処世の才幹とを察知できよう。本書は説話等をも巧みに織りまぜて、その生涯を時代の上に浮彫りしたユニークな伝記。

目次

1 頼光の誕生
2 若き時代の頼光
3 頼光の邸宅
4 一条邸とそこでの道網との生活
5 頼光と藤原長能
6 春宮大進代
7 美濃守時代と大江匡衡
8 頼光の遠慮
9 藤原道長への接近
10 武士としての源頼光
11 初期の武士団と頼光
12 道長と頼光
13 晩年の頼光
附 源頼光の娘たち
源頼光関係略系図
略年譜

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BIN

5
源頼光の評伝。酒呑童子退治から見られる武の人のように思っていたが、本書からは貴族的なイメージしかない(酒天童子とかの説話の話は記載なし)。武の人としての評価はあったらしいが、藤原道長等にうまく取り入れって国守となって私益を得ていたと赤裸々にかかれてます。2022/10/11

珈琲好き

3
交友関係は華やかだがそれ以外は特にパッとしない、平坦な生涯を終えた世渡り上手な平安貴族の一人。2018/08/27

橘 劫

1
FGOに源頼光というキャラクターがいる。この本をめくる人は私のようにFGOからその名を知ってどんな人物だったのかを調べようという数奇な趣味を持った方であると思う。内容はというと通常の人物評伝を行う上で、当時の人物についての史料の乏しさを説話文学から補うといった手法が取られている。「酒呑童子」等の絵本で知られてるほどの豪傑でありながら、その実態を示す史料は少ない。何しろ、頼光について詳しくなるのが、30代からだという。また人物も一人の貴族に過ぎないという印象だった。そんなことより頼光ママが可愛いんだが。2019/07/28

葉つき みかん

1
朧谷先生によると、頼光は、歌人としては勅撰集に3首しか取られず、そうぱっとせず。当時はきちんとした武士団が組織されておらず、武士的な活躍も余りなく、貴族世界での栄達を望んで、摂関家と結び、道長への奉仕に精魂を注いでいたとなかなかシビアに捉えておられました。2013/02/15

多読多量連投が日課だった

0
酒呑童子の人。部下の四天王が車酔いでのたうつわろた。あとライコウだと今まで勘違い。2017/08/09

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