内容説明
真木和泉守保臣は久留米水天宮の祠官に生れ、尊攘論から討幕への道を驀進する武装激派の理論的指導者として重きをなした。脱藩上洛して画策中寺田屋の変に遭い、のち禁門の変に敗れて天王山で自刃して果てた。激動する動乱期に光彩放つ波瀾の生涯を新史料を駆使して巧みに描き、特にその人間像と幕末史上における歴史的意義を解明した力篇である。
目次
第1 生誕とその時代
第2 藩政へのアプローチ
第3 山梔窩の日々
第4 寺田屋の変
第5 解囚・再拘禁・『退国願』をめぐって
第6 8月18日政変
第7 挙兵上京をめざして
第8 禁門の変
第9 真木和泉の歴史的意義
第10 むすびにかえて
真木氏系図
久留米藩主有馬家略系図
略年譜
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