人物叢書(新装版)<br> 山鹿素行

人物叢書(新装版)
山鹿素行

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  • サイズ B6判/ページ数 361p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642050739
  • NDC分類 121.56
  • Cコード C1323

内容説明

儒学者・兵学者として素行の名は周く知られ、またその崇拝者も決して少なくない。しかし封建治下の素行の教学は果してどのようなものであったか、また山鹿流兵学の本質はどうであろうか。これらの歴史的評価は未だ充分なされたとはいえない。本書は著者多年の学殖を駆使し、素行の学問と、その人格に鋭いメスを加えた詳伝。

目次

第1 生家
第2 修学
第3 思想的遍歴(上)神儒仏老一致時代
第4 思想的遍歴(下)朱子学中心時代
第5 聖学
第6 謫居
第7 晩年
第8 素行学の意義

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

21
本書は、注に学べる点があると思える1冊。堀杏庵は林羅山・松永尺五(せきご)・那波活所(かつしょ)と並んで惺窩四天王の一人(85頁)。クラウゼヴィッツも指摘するように、名将の資格は用兵の能力を有すること、戦争遂行に直接関係ある・少数の要綱に圧縮される・簡単な知識と技能とを有すれば足る(97頁)。分限思想は封建社会に特徴的、保守思想で被支配階級にも浸透(心学、107頁)。分相応発言は萩生田文科大臣の発言を想起する。分相応はそれ以上の発達を阻害すると思えるが。2021/03/27

アメヲトコ

7
1959年刊。山鹿流兵法・古学派の祖である山鹿素行の評伝です。『林羅山』を読んだときにも感じましたが、著者の堀氏はどうも戦後の価値基準から人物を断じてしまうきらいがあるような。ミネルヴァ評伝選では近年ラインナップに上がったので、こちらに期待。2021/04/09

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