内容説明
テレビに演劇に小説に、日本中の人々から愛される義経。しかし一体どこまでが本当なのだろうか。本書は物語・伝説の類を一切省き、確実な史料だけによってその一生をたどり、素材としての正史を綴る。―はじめて描き出された真実の姿。波乱に満ちた悲喜の生涯と、源平・公武の葛藤とは、興味津々として胸に迫る。
目次
1 黄瀬川宿の対面まで
2 義仲追討まで
3 一ノ谷合戦
4 京都の義経
5 屋島から壇ノ浦へ
6 凱旋の後
7 西国落ち、難船、流離
8 叡山から奥羽へ
9 秀衡の死と義経の最期
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
なおた
3
本書の最終箇所、第9章「秀衡の死と義経の最後」を読みました。本書の「まえがき」に「源九郎義経が確かな歴史に登場する期間は、彼が22歳の冬から31歳の夏までの僅か9ヵ年である」とあり、その「短さ」に驚いた。「兄の頼朝にも貴族にも、そして法皇にも、利用できるだけ利用されて、結局みずから墓穴を掘ることになった。そこに義経の悲劇があった。やはり悲劇の一生であった。」と著者の渡辺保氏は「まえがき」を結んでいる。2025/10/04
多読多量連投が日課だった
0
妻と一緒に死亡は知らなかった。弁慶が無いんだけど。2017/08/09




