出版社内容情報
調・庸に代表される古代の租税の性格はいかなるもので、社会の変革期においてどのように継授されたのか。賦役令の日唐律令比較や、租税免除制度の特質と変質、平安時代の財政再編成、受領統制制度と文書の機能などの検討を通じて、財務行政の具体像を明らかにする。律令国家の財源と分配という視点から、財政構造の歴史的展開を追った注目の1冊。
内容説明
調・庸に代表される古代の租税の性格はいかなるもので、社会の変革期においてどのように継授されたのか。賦役令の日唐律令比較や、租税免除制度の特質と変質、平安時代の財政再編成、受領統制制度と文書の機能などの検討を通じて、財務行政の具体像を明らかにする。律令国家の財源と分配という視点から、財政構造の歴史的展開を迫った注目の一冊。
目次
第1部 日本古代の財政構造(律令官衙財政の基本構造;摂関期の財政構造)
第2部 日唐賦役令の比較研究(唐賦役令の受容とその歴史的意義;律令租税免除制度の研究;日唐律令力役編成制度の特質)
第3部 平安時代の国家財政と受領(熟国・亡国概念と摂関期の地方支配;平安中後期の民部省勘会;当任加挙考―平安時代出挙制度の一側面 ほか)
著者等紹介
神戸航介[カンベコウスケ]
1988年群馬県に生まれる。2011年京都大学文学部人文学科卒業。2018年東京大学大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻日本史学専門分野博士課程修了。現在、宮内庁書陵部編修課皇室制度調査室室員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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