出版社内容情報
日本に戒律を伝えるため、幾多の困難をのり越えて唐より渡来した鑑真と弟子たち。彼らが造立した唐招提寺伝存の木彫像や金堂三像の意義・目的、弟子たちの活動の様相などを『唐大和上東征伝』をはじめ関連史料から検討する。渡来後の鑑真一行の活動や唐招提寺について基礎的な事実を究明し、鑑真がもたらした授戒と美術の様相に迫る貴重な研究。
内容説明
日本に戒律を伝えるため、幾多の困難をのり越えて唐より渡来した鑑真と弟子たち。彼らが造立した唐招提寺伝存の木彫像や金堂三像の意義・目的、弟子たちの活動の様相などを『唐大和上東征伝』をはじめ関連史料から検討する。渡来後の鑑真一行の活動や唐招提寺について基礎的な事実を究明し、鑑真がもたらした授戒と美術の様相に迫る貴重な研究。
目次
第1部 唐招提寺木彫像と鑑真の将来仏像(東大寺戒壇院と唐招提寺の創建;伝衆宝王菩薩立像・伝獅子吼菩薩立像の原所在と造立意図;鑑真一行の薬師信仰と唐招提寺伝薬師如来立像 ほか)
第2部 唐招提寺戒壇と金堂三尊像(唐招提寺戒壇の造営と金堂盧舎那仏坐像の造立;金堂の建立と三尊像の制作年代及び背景;金堂建立後の唐招提寺)
第3部 鑑真の系譜とその活動(鑑真とともに来日した弟子の活動;古代の東大寺戒壇院戒和上の相承;弘法大師空海と唐招提寺)
著者等紹介
眞田尊光[サナダタカミツ]
1975年神奈川県に生まれる。2002年早稲田大学大学院文学研究科芸術学(美術史)専攻修士課程修了。2010年高野山大学大学院文学研究科密教学専攻博士後期課程修了、博士(密教学)。足立区立郷土博物館専門員等を経て、川村学園女子大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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