出版社内容情報
戦時期日本のアジア進出・支配はいかに構想されてきたか。「大東亜共栄圏」の基礎となった「大東亜国土計画」の立案過程から、朝鮮・台湾・華北など各地の「開発」計画を分析。重要地域とされた華北での政策展開も解明し、経済圏実現の困難性を明示する。20世紀初頭のアジア地域への関与から敗戦に至る構想・支配における破綻の全体像を描く。
【目次】
序章 本書の大要と構成の意図
第一部 戦前・戦時期日本のアジア地域秩序への進出と支配
第一章 戦前期日本の東南アジア・「南洋」進出
はじめに
一 東南アジアの国際的環境
二 進出の全体像
三 進出の特徴
四 進出に対する政府関与
おわりに
第二章 戦時期日本の「大東亜共栄圏」形成と崩壊
はじめに
一 共栄圏構想の内実
二 東南アジア占領と軍政の始動
三 戦局の展開と「独立」問題
四 経済の破綻と抵抗運動の高まり
おわりに
第二部 「大東亜国土計画」の認識と特質
第一章 「大東亜国土計画」の概要と「内地」の計画
はじめに
一 国土計画策定の概要
二 満洲国の綜合立地計画との関連
三 国土計画の概要―「大東亜国計画大綱素案」の特徴―
四 中央計画素案要綱案における計画
五 中央計画素案における内地計画
おわりに
第二章 「朝鮮」
はじめに
一 「黄海渤海地域国土計画要綱案」の全般的特徴
二 国土計画諸案における朝鮮の産業・人口配置
三 朝鮮に対する計画案の特色と現実・問題点
おわりに
第三章 「台湾」
はじめに
一 中央計画素案における台湾
二 国土計画立案前における台湾の状況
三 一九四〇年代初頭における台湾側の構想との関連
四 台湾に対する国土計画の特徴と問題点
おわりに
第四章 「華北・蒙疆」
はじめに
一 興亜院による国土計画案の作成
二 日本政府の華北・蒙疆の位置づけの変化
三 国土計画案に見る華北・蒙疆
四 華北・蒙疆に対する国土計画案の問題点
おわりに
第五章 「大東亜国土計画」と人口問題
はじめに
一 人口問題の重要性
二 人口政策の国内諸政策への反映
三 国土計画諸案への反映
四 人口配置の特色
おわりに
補章 戦時期国土計画と東北地方―仙塩地方開発を事例に―
はじめに
一 国土計画と東北地方
二 仙塩地方開発構想の形成と展開
おわりに
第三部 「大東亜共栄圏」構想再考
第一章 「大東亜共栄圏」における「中核地域」構想再考
はじめに
一 日中戦争開始前後の華北開発構想・計画
二 一九四〇年外交転換前後の華北開発計画
三 輸入途絶後の華北開発計画の進展
四 アジア太平洋戦争開始後の生産力拡充計画と華北開発計画
五 大東亜経済建設における産業配置問題
六 工場建設主導権と方針の変更
おわりに
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