内容説明
民族名や国号に由来する満洲に対して、地名としての呼称であるマンチュリア。十四世紀の明代から一九四九年の中華人民共和国の成立にいたる六〇〇年間、いかなる要因で社会は変容していったのか。内外の研究成果や諸史料を利用し、新事実をふまえ検証。中国王朝やロシア、モンゴル、朝鮮など周辺諸国との関連に着目しつつ、マンチュリア史を描く。
目次
1 マンチュリア史研究の軌跡(「満洲」に関する諸見解;マンチュリア史研究の成果と問題点)
2 元末から清まで(元末・明朝前期の社会変容;明代中期・後期の社会変容;旗民制による清朝のマンチュリア統治)
3 清末から中華人民共和国の成立まで(清末・中華民国期、鉄道敷設による社会変容;満洲国の政策と社会の反応;国共内戦期、中国共産党の財政経済政策と社会の反応)
マンチュリアでの社会変容
著者等紹介
塚瀬進[ツカセススム]
1962年東京都に生まれる。1990年中央大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、長野大学教授・博士(史学)(中央大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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