出版社内容情報
徳川慶勝生誕一九0年を機に、初公開を含む古写真三00点強を厳選し収録
内容説明
今よみがえる、幕末の動乱と近代化する日本のすがた。名古屋城と城下、長州征討、江戸の藩邸と東京の町並み、北海道…。初公開を含む300点強を収録!
目次
プロローグ 徳川慶勝とその家族
第1章 徳川慶勝と激動の時代
第2章 幕末・明治の名古屋
第3章 江戸から東京へ
第4章 新天地北海道・八雲の情景
エピローグ 激動の時代を乗り越えて
翻刻史料 徳川慶勝の写真研究書
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sofia
37
尾張徳川家14代17代徳川慶勝が幕末、明治を撮った写真。高須四兄弟の『葵の残葉』では「趣味の写真には困ったものだ」と弟たちに思われているような書き方であるが、資料的には貴重な写真ばかり。当時、殿様しか見られなかった二の丸からの風景写真など。重たく大きな本なので図書館で読む。2022/02/08
小鈴
11
大判なので写真を隅々まで見ることができた。弟・容保のいる会津若松城が慶勝のいる官軍の砲弾で屋根や白壁がぼこぼこに。この写真は最後まで手元に置いていたそうだ。慶勝の写真掲載の本をいくつか見てきたが、それらには収まっていない作品も多数。例えば妻と娘達の写真(徳川美術館には側室の写真もあるかも!?)。娘の子ども時代から嫁入りのお祝品まで。取り壊される前の城の写真、明治に入る前の江戸の風景、石橋になるまえの木造の日本橋など。道産子には嬉しい当時の八雲町の写真。開拓前のユーラップ原野。ますます慶勝に惹かれていく。2016/11/08
ろくしたん
3
徳川。黒鉄ヒロシの絵がいい。2021/05/23