内容説明
「ワシントン体制」を焦点に描かれてきた第一次~第二次大戦間期の国際関係。米国が提唱した平和的な「新外交」への転換という課題に対し、日本はどのように取り組んだのか。「対支文化事業」の立案・施行過程における外務省の組織的対応を、史料学的アプローチを用いて分析。対中国文化外交政策の意義と特質を解き明かし、従来の外交史像を見直す。
目次
序章 課題と方法
第1章 第一次大戦末期の外交課題
第2章 「対支文化事業」の創出
第3章 文化事業部の独立と対中国文化外交
第4章 文化外交の転換と「東亜」概念の登場
第5章 日中戦争の勃発と対中国文化外交のゆくえ
終章 成果と残された課題
著者等紹介
熊本史雄[クマモトフミオ]
1970年山口県に生まれる。1993年筑波大学第二学群日本語・日本文化学類卒業。1995年筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科日本史学専攻中退。外務省外交史料館勤務を経て、駒澤大学文学部准教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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