出版社内容情報
★朝日新聞で書評されました! 2011.2.13
評者:保阪正康氏(ノンフィクション作家)
★好評増刷決定!
内容説明
鉄と血の嵐が吹き荒れた沖縄戦。米軍は戦争終結後を見据えた戦略があった。必至に生きる住民の姿、焦土の中での経済復興の経過を詳細に描き、謎につつまれた“空白の一年間”を解明。「戦後」なき沖縄の原点に迫る。
目次
1 沖縄戦終結はいつか
2 米軍の沖縄上陸、占領と統治
3 収容所の中の住民と生活の息吹
4 復興への胎動と住民の生活
5 人の動きと経済復興の始まり
6 沖縄の「切り捨て」「切り離し」と米軍政府占領下の沖縄
7 「戦後」なき沖縄
著者等紹介
川平成雄[カビラナリオ]
1949年与那国島に生まれる。1986年法政大学大学院人文科学研究科博士課程修了。現在、琉球大学法文学部教授。専攻は沖縄社会経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふら〜
1
戦争直後の一年は自分の中でもよくわかっていなかったし、そういった意味では欠けていた部分を埋めてくれるような本。最後は蛇足な気がする… 2011/06/05
koji
1
沖縄に「戦後」はない。重い問いかけです。さらに問います。昭和天皇は沖縄を二度切り捨てたと。一度目は、1944年近衛の「戦争回避」の進言をはねつけたこと、二度目は、1947年、シーボルトに沖縄の米軍統治継続を伝えたこと。「沖縄」に寄り添わなかった自分を恥じました。2011/03/09
Y_Kuroyanagi
0
20110710ー201108252011/08/25