明治国家と地域教育―府県管理中学校の研究

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  • サイズ A5判/ページ数 434,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642037983
  • NDC分類 372.1
  • Cコード C3021

内容説明

明治初期の国家政策であった地域の教育制度と学校造りの営みは、いかに展開したのか。全国のいくつかの府県管理中学校から、国家と地域との関係性のダイナミズムを解明。現代の「地域教育」のあり方に問題提起をする。

目次

本研の課題と方法
第1部 中学校設置政策の展開と府県管理中学校の役割(一八八六年中学校令と諸学校通則の歴史的意義;一八八六年中学校令と各府県の対応;諸学校通則第一条適用中学校の概要と類型化)
第2部 府県管理中学校の事例研究(旧藩主と民衆の寄付金を合わせて資本金とした事例;教育義会が学校資本金を集めた事例;民衆の寄付金を学校基本金とした事例)
第3部 府県管理中学校における学校設立をめぐる地域の教育要求と学校管理の相剋(中学校設立をめぐる地域の教育要求組織化;学校基本金拠出主体と学校管理の諸形態;京都府尋常中学校の管理をめぐる京都府と真宗大谷派との相剋)
本研究の総括と今後の課題

著者等紹介

荒井明夫[アライアキオ]
1955年東京都生まれ。1991年東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。大東文化大学文学部専任講師、助教授を経て、大東文化大学文学部教授。1999~2004年全国地方教育史学会事務局長。2003年~現在、教育史学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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