内容説明
清酒製造業を、その形成過程、環境と酒造技術、酒造組合、産地間競争、戦時統制など、多彩な視点から実証的に考察する。近代化が地域を均一化するという従来の歴史観を否定し、地方産地の存続要因になったことを論証。
目次
第1部 清酒製造業の発展と専業型酒造家の台頭(江戸末期~大正期の埼玉県における清酒製造業の形成過程;埼玉県酒造家の系譜と環境認知・酒造技術)
第2部 酒造組合の結成とその組織的活動(酒造組合の結成と分裂;技術の地域的伝播と産地間競争の質的変化;飲酒規範と未成年者飲酒禁止法の制定;第二次世界大戦期の生産統制と企業整備)
近代清酒製造業の地域的分化と統合
著者等紹介
青木隆浩[アオキタカヒロ]
1970年東京都に生まれる。2000年東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程修了(博士・学術)。現在、国立歴史民俗博物館助手
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